患者さんの主訴は右下の奥歯がしみて咬むと痛いとのことでした。
レントゲン写真上で銀歯の下に黒い影があり、銀歯の下の虫歯が疑われました。
麻酔をして銀歯を除去すると、やはり虫歯が再発しており神経ギリギリまで達している状態でした。
歯の神経が透けて見えている状態です。
歯の神経を安易に抜いてしまうと、歯はもろくなり寿命が短くなってしまいます
患者さんには治療後痛みが出るようであれば、神経の治療が必要であることを了承していただいたうえで、神経を抜かずに修復することにしました。
患者さんは保険内での治療を希望されていたので、修復材料はコンポジットレジンを使用しました。
コンポジットレジンは歯と接着させることができるので、銀歯に比べて削る量を最小限にでき、しみるといった症状が出にくいというメリットがあります。
治療後はしみるといった症状も消失し、経過良好です。
このような症例は少なくありませんが、定山歯科クリニックでは可及的に神経を残す努力をしております。
また歯の詰め物に関しては、開院以来1本も銀歯を使用していません。
メタルフリー、即日修復が当医院のこだわりです
年齢 | 30代 |
---|---|
性別 | 女性 |
治療後 |
---|