患者さんは、以前CERECで治療した歯が欠けてしまったとのことで来院。
CERECといえども、過度な負担がかかれば欠けたり割れたりすることはあります。
実際に問題の歯を見てみると、どうやらCERECのセラミックではなく、自分の歯が欠けてしまったようでした。
患者さんは、歯ぎしりや食いしばりの傾向がある方で、以前にも歯が欠けたりしたことがあるとのこと。
患者さんに状態を説明し、欠けてしまった部分も含めたCERECの部分冠で再治療することにしました。
治療の過程で以前のCERECの詰め物も除去しましたが、しっかりと歯と一体化しており、ポロっと取れることはありませんでした。
もちろん中に虫歯の再発もなし。CERECの予知性の高さを再認識しました。
欠けた部分はしっかりとセラミックの厚みを確保して再治療は終了しました。
今回のようにCERECで治療した歯が欠けてしまうという事もまれにありますが、最も天然の歯の硬さに近い材料なので、深いところまで真っ二つに割れてしまうということはまずありません。
定山歯科クリニックも開院から4年が経ち、多くのCEREC症例がありますが、このような症例は10例にも満たず、生存率は95%以上と非常に良好です。
保険外治療なので通常の治療より費用は掛かりますが、良い治療なので是非ともご相談下さい。
年齢 | 70代 |
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性別 | 女性 |