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定山歯科ブログ

本年度のノーベル物理学賞に日本人研究チームが選ばれましたね。

日本の先端技術が世界に認められ、称えられるというのはとても誇らしいことです。

 

さて、今回ノーベル賞を受賞した青色LEDは歯科の領域においても今や欠かせないものとなっています。

代表的なものにコンポジットレジンを硬化させるのに使う光照射器があります。

 

以前は光照射器というとハロゲンを光源とした、本体+照射器いう電話の親機のような形が一般的でした。

高出力をウリにしたプラズマアーク照射器なんていう、デカいプリンターみたいなやつもありましたね。

 

それがここ数年、LEDの進歩と普及により、光照射器はほとんどがLEDを光源とした、コードレスのコンパクトな仕様となりました。

術者側からするとLED照射器は持ち運びが便利で、小回りが利くため患者さんの口腔内で様々な角度から照射することができ、消費電力も少なく長寿命と、良いことづくめです。

 

また近年はLED照射器にもプラズマアーク照射器並みの高出力なものが開発され、効率よくコンポジットレジンを硬化させることができるようになりました。

定山歯科クリニックでは、CERECや、なるだけ歯を削らないコンポジットレジンによる接着修復を治療の柱としているので、色々な診療機材があるなかでこのLED照射器の故障が一番困るかもしれません。

 

ノーベル賞受賞を機に、LED市場が拡大し、さらに高性能な光照射器がリーズナブルに普及するのを期待したいところです。

 

もうひとつノーベル賞と言えば、IPS細胞も歯科領域での実用化に期待をしております。

歯牙の再生はまだ難しいかもしれませんが、歯肉や歯槽骨の再生は近い未来に実現するかもしれません。

 

歯肉や歯髄(歯の神経)からは良質のIPS細胞を作製することができるそうです。

治療の際に切除した歯肉や抜歯した歯牙が重宝される時代がくるかもしれませんね。

 

前回、今回と日本人が受賞したノーベル賞は、実は歯科領域と関連が深い研究でもあるわけです。

 

今後の更なる研究と発展に期待したいところです。

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