中学・高校の同級生だった友人の症例です。
前回はは親知らずの神経の治療などをして約1年ぶりの来院。(仕事が忙しくてなかなか来れないみたいです)
今回は右上の歯が噛んだりすると痛いとのことです。
レントゲンを撮ってみると5番の遠心にかなり進行した虫歯が、、、
レントゲン上では神経ギリギリの影がありますが、夜間のズキズキした痛みなど、神経の炎症症状はないようです。
麻酔をかけて慎重に虫歯を除去。が、、、虫歯が神経まで一部達していました、、、(1番目の写真の赤い点が神経の露出している部位です)
通常だとこのまま神経を抜くのですが、神経の露出範囲がそれほど大きくなく、しっかりと止血もできたので、願いも込めて神経を抜かずに修復をしました。
本人には麻酔が切れた後に痛みがあるようであれば神経を抜く必要があることを説明したうえでコンポジットレジンで即日修復。(当院では神経の露出面にカルシウム系の薬剤を塗布するということはせず、そのまま接着処理をして修復しています)
麻酔が切れたころに本人に連絡してみると、痛みもなく問題ないとのこと。経過をみる必要はありますが、とりあえずひと安心です。
「定山のとこは1日で治してくれるからいいよ~」と喜んで帰りましたが、ここまで進行した虫歯の治療はヒヤヒヤもんです。
その後の経過は年末の同窓会で聞くとしましょう。
年齢 | 30代 |
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性別 | 男性 |
点状露髄 |
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