麻酔はあせらずゆっくりじっくりと

中等度以上の虫歯の治療や抜歯をはじめとする外科処置を行う際には局所麻酔を行います。

初期の虫歯やエナメル質内に限局した処置であれば、エナメル質には知覚がありませんので、最小限の処置を行うことで痛みを感じることなく治療を行うことができます。

局所麻酔ですが、痛くない麻酔のコツはゆっくりじっくり行うことです。

麻酔の刺入部位に表面麻酔を塗布し、2分ほど待ちます。

刺入部位も歯茎の状態などをみながら最も痛みが少ない場所を狙っていきます。

当院ではあえて電動の注射器は使いません。麻酔を打つスピードや力加減は微妙な手の感覚を頼りにコントロールし、麻酔が狙った場所にしっかり入っているかも同じく手の感覚が重要になってきます。

腫れや炎症が強いときは麻酔が効きにくく、無理に処置を行うとさらに炎症が悪化し痛みが強くなることがありますので、そのような場合は抗生物質や鎮痛剤で一旦炎症を抑え、後日に本格的な処置を行うこともあります。